お墓参りの時期は
一般的にお墓参りは、春と秋のお彼岸、お盆、故人の命日、年忌法要の日などに行うことが多いです。
お盆では、13日(お盆の入り)にご先祖様をお迎えに行き、16日に送りに行くというご家庭が多く、自宅での迎え火と送り火のみで、お墓へ出向かない場合には、中日(14日・15日)にお墓参りに行くというところも多いでしょう。
お彼岸の場合は一般的には「春分の日」「秋分の日」と言った中日に行かれる方が多いようです。
とはいえ、そういうご家庭が多いというだけで、お墓参りに決まっているという日は無く、また決まった時間もありません。
ただし、地域やお寺、墓地、霊園などで決まりがある場合があります。
また、安全面を考えると、暗くなってからのお墓参りは避ける方がよいでしょう。
それ以外はお墓参り自体、いつ行ってもいいのです。
お墓参りの順序(仏式)
①準備
花やろうそく、線香、数珠、供えるお菓子や果物など、礼拝に必要な道具と、タワシや雑巾など掃除に必要な道具を準備します。
事前に墓地の管理者に桶やひしゃくなどが借りられるか確認をしておいた方が良いでしょう。
②お掃除
菩提寺がある場合は、そちらにお参りしてから墓に行きます。
まず墓前で一礼し合掌、それから掃除に取り掛かります。
落ち葉やゴミを拾い、墓石に水をかけタワシや雑巾を使ってきれいにします。
花立てや水鉢なども洗い清めます。最後に乾いた布で墓石を磨きます。
③お供え
水鉢に新しい水を満たし、お花と線香を供えます。
お菓子や果物などがある場合は、下に半紙や紙皿などを敷いて供えると良いでしょう。
④礼拝
ろうそくと線香に火を灯し、墓石にひしゃくで水をかけ、正面にしゃがみ、手を合わせて拝みます。
立ったままでは、ご先祖さまを見下ろすことになってしまい、失礼になります。
⑤後始末
帰る前に、ろうそくや線香の火の始末をします。
食べ物のお供え物は、猫やカラスが寄ってくる原因になったり、腐敗して悪臭を放つことになるので、持ち帰ってください(墓地の規則に従ってください)。
供花はそのままで良いところが殆どです。
管理者に借りたものがあれば返却し、最後にゴミなど忘れ物がないか確認します。
※地域によって「墓に水はかけない」「お供え物はその場で食べる」などのところもあります。
※神道の場合、一般的な墓参りの時期は、命日に行う「式年祭」、お盆、お彼岸に行います。
お墓の掃除をするのは仏式と同じですが、お供え物は水、洗米、塩、お神酒が基本です。
食べ物関係をお供えする場合には、肉や魚を供えても神道は大丈夫です。
花立てには榊を供えます。
線香は使いません。
拝礼は二拝二拍手一拝で、拍手は音を立てない「しのび手」で行い、霊祭のお墓参りでは、玉串奉奠を行います。
※キリスト教の場合、お墓参りに決められた日はなく、命日や復活祭にする事が多いようです。
カトリックの場合は11月2日の万霊節に、教会であるミサの前にお墓参りをする慣わしがあります。
お墓参りは、掃除し花を供え拝礼します。
お参りの仕方やお供え物について、特別な決まりはありません。
※お墓参りの時間が取れない場合、掃除が長年行われない状況は避けるべきです。
民間の代行業者や便利屋などに依頼するのも方法です。
墓参り準備チェック(仏式)
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<葬儀あとのガイドブック参照…P27>
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