※葬儀あとのガイドブックP20~21を参照ください。
今回は日常の供養の仕方についてお話しします。
仏教の場合、故人の供養は朝と夜の2回、毎日行うのが基本です。
線香の本数や鈴を打つ回数などは宗派によって異なりますが、線香やろうそくの火を息を吹きかけて消してはいけません。
軽く振るかどちらの手で仰いで消します。
また、お仏壇に向かう前に口をすすぎ、手を洗い、身を清潔にしましょう。
仏壇や仏具はほこりが溜まらぬよう、日ごろから簡単な掃除をしておきましょう。
故人の命日や、お彼岸、お盆前などに念入りに掃除をします。
※神道の場合、神棚ではなく御霊舎(祖霊舎)に先祖を祀ります。
朝に手や口を水で清めてから、米と水、塩を供え、二礼二拍一礼をします。
拍手は忌明け(五十日祭)までは音を立てない「しのび手」が基本です。
※キリスト教の場合は、祈りは教会で行うのが基本になります。
日々の供養の代わりとなるのが食事や寝る前に行う「神へのお祈り」です。
仏壇のかわりとなるものはありませんが、故人の遺影と十字架を飾ることが多いです。(仏壇に似た家庭用の祭壇を使われる方もいます)
これらの事は時間がないときや負担になるときは省略しても構いませんが、その代わり「おはよう」や「おやすみなさい」と話しかけるつもりで、手を合わせましょう。
大切なのは作法などではなく、故人を偲ぶ気持ちなのです。
お供え物
宗派によって違いはありますが、仏教は一般的に「香」「花」「灯明」「水」「飲食」の五つがお供え物の基本といわれています。
これらは総じて「五供」と呼ばれ、お盆などにはこの五供で先祖供養を行います。
供えたご飯やお茶はできるだけ夕方までに下げます。(昼までに下げても構いません)
お花は枯らさないようにしましょう。
頂き物や初物はまず仏壇にお供えし、そのおさがりをいただくという気持ちを持ちましょう。
ただし仏教では殺生を嫌うため、肉や魚などは供えません。
一般的な仏壇の拝み方ですが~(※P20の図を読み上げる)
また仏教の宗派によって線香の本数や焼香の回数、鈴の鳴らし方が違います。
同じ宗派でもお寺によって異なる事もあります。
葬儀あとのガイドブックでまとめておりますので、そちらでご確認ください。
最後に繰り返しになりますが、日常の供養のポイントとして、
仏壇はこまめに掃除しましょう
お花は枯らさないようにしましょう
扉の閉めっぱなしは避けましょう
朝に晩に、家族でお仏壇にお参りしましょう
この4つを心がけてください。
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