遺族サポートチャンネル 原稿

本位牌・お仏壇・仏具の手配など、どんなものがある?(本位牌・お仏壇・仏具の手配など)

 

 

※葬儀あとのガイドブックP17~18を参照ください。

今回は本位牌・お仏壇の手配などについてお話しします。

本位牌

四十九日法要までに準備しておくものとして「本位牌」があります。

位牌は故人の霊を祀るためのもので、葬儀のときは白木の位牌が使われますが、四十九日以降は白木位牌から本位牌に替え、仏壇に安置します。

本位牌は仏壇の大きさや材質に合わせてご用意ください。

出来上がりまで2週間以上かかる場合がありますので、早めに手配しましょう。四十九日を迎えて本位牌に取り換えたら、それまで使っていた白木の位牌はお寺に納めます。

ただ、本位牌も宗派によって違いがあり、浄土真宗系の多くの宗派では位牌は必要ないとされています。

浄土真宗では亡くなればすぐに仏になると考えられているため、魂が宿った位牌を仏壇に置いて供養していく必要がないのです。

位牌ではなく、故人の名前を記し残していくという目的で「法名軸」や「過去帳」に法名を書いて供養を行ないます。

同様の理由から、「位牌の魂入れ」も行いません。

通夜や葬儀で使った白木の位牌を忌明け後、お寺に相談してお焚き上げしてもらうことは、他の宗派と同じです。

授かった法名は、法名軸や過去帳に書き写して仏壇に安置します。

真宗高田派や一部地域によっては位牌を用いているところもあり、浄土真宗系の宗派や慣習によって形式が異なる場合もあります。

詳しくは菩提寺にご確認ください。

 

仏壇を購入する場合

仏壇は本来、ご本尊を祀るための祭壇です。

一般に四十九日までに購入しておきます。

現在では仏壇もモダンなデザインや、コンパクトなものも出ており、お住いの環境によって選べる種類が豊富になっています。

仏壇は大きく分けて3種類あります。

金仏壇…杉や檜などの白木を素材とし、漆が塗られ彫刻や蒔絵などが随所に施され、内部に金箔や金粉を使っている仏壇です。

唐木仏壇…黒檀(こくたん)や紫檀(したん)、鉄刀木(たがやさん)などを素材としており、木目が美しく、重厚で落ち着いた感じの仏壇で、耐久性があるのも特徴です。

モダン仏壇…サイズ(大きさ)や形、デザインが豊富で、現代の部屋合わせやすいようにデザインされた仏壇です。

仏壇だけでなく、仏具も揃える必要があります。

仏壇の祀り方は宗派によって違いますので、菩提寺にととのえ方を教わってください。

 

そろえておきたい仏具として、仏具には位牌などの礼拝仏具のほかに一般仏具があります。

最低限必要なものとして三具足や五具足がありますが、鈴など仏具一式は、この際用意しておきましょう。

宗派によって使わないものもありますが、主な仏具の一部として

高杯…お菓子や果実をお供えするのに使います。

鈴…鈴棒・鈴布団・鈴台も必要です。

線香立て…線香をまとめて入れておきます。

茶湯器…水やお茶を供えるものです。

仏飯器…ご飯を盛ってお供えをするものです。

過去帳と見台…見台があると見た目が整います。

経机…読経する際に経本を載せる机です。

打敷…須彌壇や前机などに敷き掛けます。

金香炉…焼香用に使われるものです。

霊供膳(料理膳)…法要や命日のときに供えます。

以上です。

これらのものが必要かどうか、購入前に菩提寺に確認しておくと良いでしょう。

 

新しく仏壇を購入した場合は、本尊に魂を入れる「開眼供養」を行います。

四十九日法要の際に一緒に行う事が多いですが、自宅と法要の会場が遠い場合など、仏壇の開眼供養を早めに済ませる事もあります。

安置場所については宗派や地方によって違う場合があります。

また、仏壇の飾り方も宗派によって違うので、菩提寺に確認してみましょう。

 

さらに注意していただきたい事があります。

仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合は慣習があります。

【向かい合わせにしない】

どちらかを拝むと、他方にお尻を向けてしまいます。

【並べて置く場合は高さをそろえる】

優劣をつけないようにしますが、これらは宗教上の教えではなく、あくまでも日本の慣習ですが、設置する際にできるだけ心がけてください。

 

仏壇を買い替える場合

既存の仏壇が古く買い替える場合は次のような段取りで行います。

①遷座法要

御魂抜きの儀式を行った後に、仏壇から本尊と位牌を取り出します。

②お焚き上げ

仏壇店などに古い仏壇のお焚き上げ供養を行ってもらいます。

③開眼供養

御魂入れの儀式を行った後に、新しい仏壇に本尊と位牌を戻します。

 

神道の場合、仏壇にあたるのが「御霊舎(祖霊舎)」です。

新しい御霊舎を購入する場合は、「五十日祭」までに準備しましょう。

なお、御霊舎は神棚よりも低い位置に置きます。

 

神棚封じ

ご自宅に神棚がある場合は、神棚封じを行いましょう。

神棚封じは、神様に穢れを近づけないために行うものです。

神道では仏教とは異なり、死を穢れとして考えるため、私たちの状態が日常の状態に戻るまでの一定の期間、神様と距離をおくために神棚封じを行います。

ただ、地域によっては家族での神棚封じをタブーとする地域もあり、事前に家族や親族の方にその地域の風習を確認されておくと良いでしょう。

神棚封じの手順としては

①神棚の神様に挨拶をします。

②誰が亡くなったか報告します。

③神棚にお供えしている洗米や酒、榊など全て下げます。

④神棚の扉を閉めます。

⑤扉の正面を隠すように白い半紙を貼り付けます。もし半紙がない場合は、白紙でも大丈夫です。

*神棚の前にしめ縄を付けている場合は、注連縄にテープを使い白い半紙を貼り付けます。

 

神棚封じの封印を解くのは忌明けとされている50日目になります。

神棚は家の中の神社となるので、仏教を信仰している場合でも神棚に関しては神道の考えをとりましょう。

なお、父母の場合が50日間、祖父母の場合は30日間と神棚封じの期間が異なるなどの地域もあり、慣習に従うことをおすすめします。

また、忌明けで封印を解くときには、身を塩で清めてから礼拝しましょう。

 

その他、キリスト教では仏壇や位牌にあたるものはありません。

故人をしのぶ写真などが飾られることが多いです。

 

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